次のステージ長かった裁判もようやく終わり、次なるステージへの第一歩を踏み出す時が来た! おし!やったるか!とはいうものの、当てがない。通販の会社は近くにないし、長いことやっていた教材の訪問販売営業もその市場自体今は存在しない。 まあ、かなりブラックに近いグレーな訪問販売だったので短命の市場であることは必然である。では、訪問販売の営業は諦めてどこか適当に面接を受けてもう一度サラリーマンをやるとい選択肢はなかったのかというと、それは一切なかった。 なぜなら、この裁判をやっている期間で読んだ本から得た情報で、一生労働者でいるラットレースから抜け出すためには自分自身を商品として売るサラリーマンでは不可能だと知ったからだ。自分自身を商品とするのではなく、自分に変わって労働してくれる、つまりお金を生み出してくれる商品を作って、50歳でリタイヤして好きな事だけに時間を使える人生にしたい。本気でそう思うようになったのだ。 ただ、具体的な戦略などなかった。漠然とそんなイメージだけは膨らんでいった。失敗してもいいからとにかくサラリーマン以外でお金になりそうなことを調べて行動した。とりあえず会社を作ろうと思い株式会社を作った。個人事業主よりも会社を作った方が節税面などで都合が良い事も本で学んだ。一人会社であるが社長、つまり一国一城の主である。健康保険証を手にすると感慨深かった。もう雇われのサラリーマンじゃないんだ。もうパワハラ社長に媚びへつらう必要などないのだ。不安もあったがそれを上回る期待があった。根拠のない自信はあった。 そう、この時までは。この先、早速社会の荒波に揉まれることとなることも知らずに。 |